会長挨拶


 地球環境の制約によって、社会は大きな変革の時期を迎えています。これまで我々は、省エネを進めるとか、廃棄物の分別をもっと増やすといった、日々の改善を行ってきました。しかし、そういった従来の努力の延長では、2050年のカーボンニュートラルの達成には到底間に合わないことが明らかになりつつあります。

 もちろんこれまでの努力も続けながら、物質循環を抜本的に変える技術や政策の導入にも、今すぐ挑戦しなくてはなりません。今なら様々な立場の多くの方々が、何らかの挑戦をしてみたいと考えているはずで、一緒に協力できるのではないでしょうか。

 そしてデジタル技術の活用は、かつてない規模や形態での物質循環の管理や促進を可能にするでしょう。会員の皆様と共に、求められる変革を一歩ずつ前に進めるべく、実りある活動が出来ればと思います。

高度資源循環・デジタル化推進協議会

会長 藤井 実